先日、親戚の80歳超えの老人から登山中に滑落事故に遭い、ヘリコプターで救出されたという話を聞いた。

山の入口付近で、「あなたは高齢だから登らない方が良い」と止められたそうだ。
それでもその老人は静止を聞かず登り事故になった。

ずいぶん貴重な体験を聞いたなと思っていたが、ニュースによると、近年、高齢者が登山中に遭難する事故が増えているという。

この問題は難しい・・・

先の老人のように止めるように忠告する事は出来ても、強制する事は出来ない。

客観的に考えるとすぐに年齢制限を設けたくなる。
しかし主観的に考えてみて欲しい。

先の親戚の老人の言い分は
「若い頃からずっと登山を楽しんで来た。今も登山をしない日は、毎日、雨の日も2時間くらい散歩して鍛えている。ずっとそうして来た。どうして、今日、その日が事故が起こる日だと言えるのか?」というものだ。

すぐに最近話題になっている高齢者の免許証返納問題が浮かんだ。

彼ら、彼女らの言い分も同じだろう。
「今までずっと無事故無違反で運転して生きて来た。どうして今日、事故を起こすと言えるのか?」

実は客観的なデータもそれを裏付けているらしい。
全国の交通事故を起こした人の数を年齢別に見ると、10代後半~20代前半の若者の事故率が圧倒的に高いようだ。

このデータに従えば、若い人に車の免許を与えないのが最も事故が起きない事になる。

では、どうして若者から免許を剥奪しないのか?



それは企業が最も使いやすい年齢層だからではないのか?

逆に高齢者が引退すると、日中やる事と言ったら、散歩するか、自転車で徘徊する事が多くなる。

少しお金に余裕がある人はドライブという事になるだろう。

何の生産性もないジジイが、貴重な道路資源を専有してケシカランという嫉妬ではないのか?

我々はメディアによって印象操作されようとしている。

しかし、それを間に受けて他人の行動を規制する社会がまかり通るようになると、結局はすべて自分の生活に戻って来る事になる。

ところで、冒頭で紹介した親戚の老人の後日談・・・
滑落事故に遭う前に見た景色が



絶景!だったそうである。

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