『タピオカブームは株価暴落の前兆ではないか』というウワサがSNSで広まっているらしい。

そういうウワサはともかく、そういう現象をアノマリーと表現しているニュースがあってビックリした。

その理由としては、アノマリーの定義が『具体的な根拠や理論をもって説明することはできないものの、経験則上よく当たるといわれる物事だから』という事らしい。

勘違いにもほどがある。

アノマリーとは、一見すると規則性があるが、その規則に何の根拠もなく、『効率的市場仮説』とは違う値動きをする現象のことだ。

でも、この話には裏があって、『実は言えない理由が存在している』というニュアンスを含んでいる用語だと理解している。

代表的なのが1989年くらいまでの株式市場で、なぜか「4月くらいから上昇して6月くらいからダラダラ値が下がって来る」という現象が観測されていた。まだヤフー・ファイナンスなんて便利なサイトなど存在せず、誰もこの事実を知らなかった時代の話だ。

この事実は、手書きでグラフを書くという奇特な人たちだけが知っていた。

この事は『林 輝太郎』という人が初めて書籍で公開したと記憶している。

でも、この現象の正体は、年金を運用するサラリーマン投資家が、4月から買い始めて相場を動かしてしまっていたらしいという事が言われている。
当然、認知されてからこの現象は消えた。

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